技術者の、技術者による、技術者のための会社 株式会社ワット・コンサルティング

LEGOロボットで

「学ぶ仕組み」を
  組み立てろ!

ワット・コンサルティングの風土を解き明かす
社員自らが取り組む研修カリキュラム開発の現場

技術事業部
島内 隆士(ゼネラルマネジャー)/ 池田 幹夫 高畑 誠

「技術者にとって成長しやすい環境とはどういうものか」「生涯、技術者であり続けることは可能なのか」。ワット・コンサルティングは技術者たちがそれを自ら考え、その理想を追求するべく立ち上げた会社だ。

「技術者の、技術者による、技術者のための成長コミュニティ」が合言葉。会社をひとつの「技術者コミュニティ」と捉え、若手からベテランへの技術の継承、また第一線を退いても講師として教える側に立つキャリアパスの存在など、一人ひとりが「生涯を通して技術者」であり続けるための取り組みが行われている。今日は、自社の研修プログラムを社員自らが開発にあたる現場に潜入する。

論理的思考向上と課題解決力、コミュニケーション力向上のための研修プログラム

島内:今日もLEGOロボットを使った「ロボット研修」カリキュラムをつくるよ。LEGOロボットは32bitCPU搭載のインテリジェントブロックに、高性能センサ、サーボモータ、Bluetoothによる通信など、様々な機能を備えている。もちろん制約や制限があるから、課題を設定するにしても、解決するにしても「そこをどう工夫するか」がむずかしいところだね。

見た目は“おもちゃ”。でも、我々の目的はロボットをつくることじゃない。このLEGOロボットを使って、「学ぶ仕組みをどの様に創るのか」がこの時間のテーマ。

高畑:つまり、要件定義ですよね。LEGOロボットの機能は立派なものだけど、それを使って何を学べる研修にするのかは自分たち次第ってこと。そこがむずかしい。

池田:それで「論理的思考向上と課題解決力、コミュニケーション力向上のための研修プログラム」という要件定義が決まったわけだ。

ゼネラルマネジャー  島内 隆士

ゼネラルマネジャー  島内 隆士

バランスを制御し、2輪走行するLEGOロボット

バランスを制御し、2輪走行するLEGOロボット

島内:そもそもこの研修プログラム開発は、普段接点を持つことが少ないエンジニア同士が接点を持つ機会を増やすこと、また自社の取り組みについて議論・検討する機会を増やすことを目的とした「技術者会議」から始まったんだ。「技術者会議」は今でも続いているけれど、その中で「研修プログラム開発」と「ロボット研修」が独立したカタチ。みんなが興味を持って「面白い」と思えることで人が集まる。そんな研修としてスタートできたんじゃないかな。

高畑:年齢もキャリアも違う社員同士が自分たちの手で研修をつくる取り組み。「何を教える」「何を学ぶ」ということをそれぞれの視点で考え、自分たちで運営する。まさに「技術者の、技術者による、技術者のための」取り組み。うちの会社っぽいと思いますよ。前いた会社では、こんな風土はなかったです。横のつながりの強さを感じますし、オフィスに顔を出しやすいですよ。

池田:ボウリングやバーベキューもいいけれど、教えたり、教えられたり、解決することを学んだりすることで、楽しみながら自分たちが強くなる方が価値は高い。技術の会社である以上、それは仕事や事業の根幹だからね。

研修をつくる楽しさ、研修を受ける楽しさ

高畑:この間の自動車製作によるタイムアタック・レースは楽しかったですね。「いかに早くゴールに辿り着くか」っていうシンプルなものだけど、チームで課題発見や解決を通してコミュニケーションが深まったと思います。

島内:そうだね。研修カリキュラムとしては、まあまあの出来だったと思うよ。さらに自動車を二輪車にして、プログラムを複雑化すれば、課題発見の視点も広がる。バランス制御とかね。それに、せっかく各分野のエンジニアがいるんだから、専門性を掛け合わせて研修カリキュラムを充実させることもできるはず。

池田:この間のレースはストップウォッチでしたからね。計測もシステム化すれば、それもこの研修カリキュラム開発の一環になりますよね。スタートとゴールにセンサーを仕込んで、ポイントタッチでイルミネーションが灯くとかね。

製造技術事業部  高畑 誠(33歳)

技術事業部  高畑 誠(33歳)

高畑:持ち回りの研修プログラム開発で専門性を学び、さらに研修で論理的思考と課題解決力、コミュニケーション力を学ぶ。“二度おいしい”仕組みですね。僕なんかは、まだまだ「教える側」ではなくて、「教えてもらう側」なんで助かりますし、しかも楽しいです。

島内:つまり、この取り組みは「研修をつくる楽しさ」と「研修を受ける楽しさ」という2つの楽しさを通して、社内のコミュニケーションが深まる。研修という1つの行為を通して、2つの接点をつくれたのは、いいアイデアだったと思うよ。

製造技術事業部  池田 幹夫(48歳)

技術事業部  池田 幹夫(48歳)

技術者の、技術者による、技術者のための会社

島内:自分自身もワットの立ち上げに参加するまでと参加した直後は、現役のエンジニアだったわけだけど、現場にいても色々な思いがあるよね。自分の場合は、「エンジニアにとって理想の環境って何だろう」という思いから、この会社の立ち上げに参加して、今はマネジメントという立場にいる。一人ひとり違いはあると思うけど、「技術の畑で自分にできることは何か」っていうのがエンジニア共通の思いだよね。

池田:自分はそういう意味では「教育」に興味がありますね。今まで自分がやって来たことを若い人に伝えたい。もちろんメーカー独自の技術等は、クライアントとの守秘義務があるから教えられないけれど、若い人が新しいことを自分で見出すきっかけをつくることはできる。現場でもそうでしょう?マネではなくて、吸収して、自分のスキルになっていく。自分のスキルアップは自分でしかできない。でも、きっかけをつくることは手伝える。それが「教育」なんじゃないかなと思うんです。

高畑:池田さんの電気の研修もそうですけど、社内の研修があるのって本当に助かりますよ。やっぱり、クライアント先ではそれぞれメーカーのルールがあるし、風土がある。歩き方まで決まっているメーカーもある。そんな中で何でも訊けるかっていうと、そうではないですよね。社内だったら、気軽に相談できるし、この研修カリキュラム開発を通して研修内容だってリクエストできるわけです。

島内:うちの会社は、技術者数人が「技術者のための会社をつくろう」って立ち上げた会社。それって、「コミュニティ(共同体)」的な考え方だと思うんだよね。一人ひとりが自分の役割を担うことで運営されていくという。現場で活躍する者、研修センターで教育する者、経営を担う者、そんな風に一人ひとりが自分の役回りを全うすることで会社が運営されていく。それが「技術者の、技術者による、技術者のための会社」なんだと思う。設立から10年が過ぎて、だいぶんカタチになって来たと思うよ。

高畑:ロボット研修を通して、うちの会社がみえる。そんな気がします。僕は、経営も教育もわかりませんけど、イチ技術者として居心地のいい場所だと思います。何年かしたら、色々と思うことがあると思いますが、その時にはそれを提示できる安心感みたいなものもあります。こういうことをやりたいって。

島内:池田さんの研修や、横浜オフィスの設立とCAD研修なんかもそうだよね。「こうしたい」と手をあげた人がやる。参加型の組織。究極、「コミュニティ」。

高畑:じゃあ、畑も耕して、自給自足もあり(笑)。

島内・池田:意外とありだったりして(笑)。

島内:まあ、自給自足というか、事業の多角化として計画書を書いて、勝算あるというのなら可能性はゼロではないんじゃない?本当にそこに見出すものがあるのなら。

高畑:じょ、冗談ですよ(笑)。

HOME  >  採用情報  >  機電系技術部門  >  研修カリキュラム開発レポート