平成31年度入社式が行われました。
4月1日、新入社員30名の入社式が行われました。水谷社長からは、「私にとっても、昨年6月に社長に就任して初めての新年度であり、とても感慨深く、会社を代表して心より歓迎いたします」という祝辞がありました。
また「新入社員の皆さんは就職内定率が高水準の時期に、ワット・コンサルティングを選んでいただいた。当社のワット・スクールでの技術研修を起点として、我々はその想いを受け止めて、皆さんのキャリア形成を全力でサポートしていきます。安心して建設エンジニアへの道にまい進して下さい」というお言葉もありました。
新入社員の世代を分析した見解では次のようにも述べられました。「皆さんは、“超超”高齢社会の若者であり、これからの日本を担っていく貴重な存在です。その一方で、近い将来には急速なグローバル化によりこれから多く入ってくる優秀な外国人たちとの競争にさらされることにもなります。またAi(人工知能)の技術的進歩により10年~20年後には、Aiが人間の仕事の多くを代替してしまうと言われ、必要な人材とされるには、より付加価値の高い仕事をしなければならないようにもなります。
そんな環境も私たち昭和世代から見れば厳しい環境にみえますが、皆さんにとっては、どれも当たり前のことであり、どうか臆することなく、時代や環境の変化、パラダイムシフトを存分に楽しみながら、自らの価値を高めていってもらいたいと思います」。
緊張と期待の入り混じった面もちで、辞令を水谷社長から受け取る新入社員たち。その一人ひとりがこれからのワット・コンサルティングを背負っていきます。新入社員を代表して挨拶に立ったKさんの低音のゆっくりとした口調は、新しい門出の決意を象徴しているようでした。
「カタチに残る仕事にあこがれ、建設業界を志望したこと。文系の学生でも技術者を目指せること、若手技術者育成プロジェクト“自社スクール“ワット・スクール・オブ・エンジニアリング”に魅力を感じ、入社を決意したこと」。それらに自分の未来を重ねたと語るKさん。「自分の強みである“計画性を持って長く続けること”“効率よく物事に取り組むこと”“バスケットボールで学んだリーダーシップとチームワークを武器に”技術者としてのキャリアを積み上げたい」というスピーチに表れた強い意志は必ず実を結ぶと思います。
先輩社員を代表して新入社員へ言葉を贈った新宿オフィスのUさん。Uさんも1年前、新入社員としてワット・コンサルティングの一員となったひとりです。「入社当時は覚えなければならないことが多く、戸惑うことも失敗もたくさんあった。しかし前向きに取り組むことで自分ひとりでできることも増えていった。まだまだ未熟な部分も多いが、取引先や担当している技術社員から“いつもありがとう”と言われると、営業としての成長とやりがいを感じる」。その言葉には1年間で成長した喜びと自信が感じられた。
「失敗を恐れず、前向きに取り組んでいけば、“できること”は増えていく。いつか現場で自分でも驚くほどの成長に気づくはず」と実体験をもとに新入社員にエールを贈ったUさん。Uさんのいうように「最初から完璧な人はいない」。どんなに立派な技術者であっても、最初は未経験であったことは動かない事実。それは新入社員一人ひとりの希望に対して、背中を押すエールであったと思います。
新入社員たちは、午前の入社式を終え、午後はオリエンテーションに臨みました。冒頭の2時間は水谷社長から、ワット・コンサルティングの歴史、立ち位置、事業の強み、仕事に対するモチベーションなどについて、水谷社長の実体験も交えたお話がありました。
人が歴史をつくる。そのお話から感じたことは、一人ひとりの思いと取り組みが新しい時代をつくっているという紛れもない事実です。水谷社長ご自身の思いと取り組みがワット・コンサルティングの立ち上げや、自社スクールの開講につながっていったように、新入社員一人ひとりの本気が新しいワット・コンサルティングを切り拓いていくことを期待します。
入社式での祝辞、オリエンテーションの結びで、一貫して水谷社長がおっしゃられた「継続は力」というお話が印象的でした。昨年、現役を引退されたイチロー選手の言葉も引用して語られたように「継続し、できることを積み重ねることでしか、遠くの目標はみえてこない」。誰もが否定することはできない、その道を行くしかない、「普遍」であると感じました。
新入社員はこれから2~3ヵ月の研修を経て、現場へと巣立っていきます。スクールでの研修を活かし、初めての成功体験をつかむのは自分自身の力。若さと希望に満ちた彼ら・彼女らを全社でサポートしていきたいと思います。