そんな未経験の私でも少人数制の授業でわからないところを一つずつクリアすることができ、安心して現場に臨むことができました。
たとえば質問の仕方も、実はとても訓練になるんです。
何がわからないのかを突き詰めてから質問することは、現場に出ても大切なことだと教わりました。
また、現場で必要となる基礎的な専門用語の習得はもちろん、
現場でレベルの高い仕事に挑戦させて貰える時に役立つ知識もたくさん教えていただきました。
入社直後、会社の天井裏をみせていただいた時は何もわかりませんでしたが、研修後はその仕組みも名称も分かるようになっていました。

ただ前職の業界では新しいものが次々と出るぶん、ひとつの作品の寿命も短い。
「もっと長く愛して貰えるものを」という気持ちがあって建築に目が向きました。
こんなにしっかりとした授業を受けるのは大学生の時以来。
知らないことを知り、できることが増えていく喜びを久しぶりに感じることができました。
授業はマンツーマンが可能な人数なので、実習でもわからなければ何度でも手を挙げられる。先生を私一人が独占していたような…（笑）。
授業は建築の知識とCADの操作をセットで教えて頂けるので未経験の私でもよく理解できました。

でも数字に追われる生活に疲れてしまって…
「給料は落とさずに、文系でもできる営業以外の仕事はないか」と探していました。
元々、施工管理の仕事は安定職種という点で気になっていたのですが、
基本的に未経験の文系では募集がなく、半ばあきらめていましたが、
「新人研修No.1！文系でも大丈夫！」という言葉をみて応募しました。
実際、研修は座学だけでなく、実物の資材や、現場のリアルなエピソードが聞ききながら楽しく学ぶことができました。
おかげ様で、今では自分で工程表をつくり、一人前の施工管理者として仕事を任せてもらえるようになりました。